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 アメリカ環境保護庁、2013年版「有害化学物質排出目録」の分析結果を公表

発表日:2015.01.14


  アメリカ環境保護庁は(EPA)は、2013年版「有害化学物質排出目録(TRI)」の分析結果を公表した。これによれば、2013年の対象有害化学物質の総量は、エネルギー回収のための再利用、処理、また廃棄もしくは環境への排出を含め4%増加した。環境への排出のうち、大気への排出は、主に化学製品製造施設や電力会社での増産により1%増加。水系への排出は、一次金属分野の減少により2%減少した。「我々には、どんな有害化学物質が使用され環境に排出されているか、また企業が環境への排出を削減、改善するためにどのような手段をとっているかを知る権利がある。TRIプログラムはそうした情報を追跡し、市民や地域に提供する」とマッカーシーEPA長官は述べた。製造業や電力会社などの産業施設は「緊急事態計画及び地域住民の知る権利法(EPCRA)」のもと、前年の有害化学物質排出を毎年EPAに報告する義務を負っている。TRI報告はウェブ上で入手でき、州や都市レベルでの分析やデータを示す対話型地図も提供されている。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質
キーワード 大気汚染 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 有害化学物質 | 水質汚染 | TRI | エネルギー回収 | 排出目録
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