イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)のスペルマン環境大臣は、2012年夏のRio+20(国連持続可能な開発会議)に向けた抱負を表明した。大臣によると、イギリスはこの会議で、持続可能な経済のさらなる推進を求め、食糧安全保障、安全な水や持続可能なエネルギーの確保といった重要課題への国内外の取組みの指針となる「持続可能な開発目標(SDG)」の新設を提案するという。また、従来の国民総生産(GDP)に、自然資源や社会的厚生の価値を織り込んだ新たな開発指標「GDP+」導入への合意も目指す。イギリスは、経済にとっての自然の価値の認識、その国民勘定への反映、国民厚生の評価作業などで他国に先行しており、Rio+20会議ではこのノウハウを各国と共有したいという。Defraは、グリーン経済を実現するのは究極的には民間部門や市民団体であるとして、より持続可能性の高い経済を目指し、引き続きNGOその他の市民団体と協力していくとしている。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 持続可能 | 環境経済 | 自然資源 | グリーン経済 | 指標 | Rio+20 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 開発目標 | GDP+ |
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