カナダのケント環境相は2012年4月13日、新規大型車両の温室効果ガス排出削減のための基準案を発表した。これは、一般舗装路を走行する各種大型車両の温室効果ガス排出量削減を目指すもので、対象は2014年以降の、大型ピックアップトラック、短・長距離輸送トラクター牽引用トレーラー、コンクリートミキサー車、ごみ収集車、バスなど。カナダは、2011~2016年の小型車については、すでに米国と連携して北米共通の排出基準を設けているが、今回の基準案により、新規大型車両でも米国と同等の排出基準やテスト手順を設定することが可能になる。この基準が実際に施行されれば、2018年の大型車両からの温室効果ガス排出量は、2010年販売車両比で最大23%の削減が期待され、ケント環境相は「2020年までには削減量は年間300万トンになる」と述べた。カナダは、2020年までに、温室効果ガス排出量を2005年水準から17%削減する方針で、輸送部門の排出削減はカナダ政府の気候変動戦略の重要な部分となる。
情報源 | カナダ環境省 プレスリリース |
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国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ環境省 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | CO2 | 気候変動 | 温室効果ガス | バス | トラック | カナダ環境省 | 米国 | 輸送 | 大型車 | 排出基準 |
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