海外ニュース


 アメリカ、トラックなど大型車両に初の燃費基準を発表

発表日:2011.08.09


  アメリカ政府は、トラックやバスなどの大型車両について、初の燃費基準を発表した。対象車両は、2014~2018年に製造される、1)トレーラを牽引するトラクタ類、2)大型ピックアップトラックとバン、3)商用大型車両(路線バス、配送車、ごみ収集車など)で、型や用途別に細かく燃費と温室効果ガス排出量が定められた。おおまかには、1)の一部で20%、2)は15%、3)は10%の削減が義務付けられる。新基準により、車両耐用年数にわたる削減量は、石油消費量で5億3000万バレル、温室効果ガスでは2億7000万トンになるという。燃料費の節約も、トラクタ類では100マイル走行当たり4ガロン、輸送事業者全体では500億ドルに上る。また、ぜん息や心臓病等の原因となる有害大気汚染物質(粒子状物質など)の排出量削減も期待できる。アメリカは、すでに乗用車と小型トラックに関する新燃費基準(2017~2025年型)を発表しているが、今回、大型車の基準がこれに加わった。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 地球環境 大気環境
キーワード 燃費 | 温室効果ガス | バス | トラック | アメリカ環境保護庁 | EPA | 粒子状物質 | 基準 | 大型車 | 有害大気汚染物質
関連ニュース

関連する環境技術