国連環境計画の事務局長らは、2012年夏季ロンドンオリンピック会場を視察し、「オリンピック史上最も環境に配慮した大会」を目指すロンドンの取組を称賛した。ロンドンオリンピック組織委員会の事前報告書によると、1)土壌が汚染していた工業地帯をオリンピックパークとして再生し、野生生物の生息地や洪水軽減に貢献、2)古いガス管の再利用などにより、スタジアムの軽量化を図り、史上最も持続可能なスタジアムを実現、3)オリンピックでは初めて、全期間を通してカーボンフットプリントを算出、4)廃棄物の埋立処分ゼロを宣言し、建物の解体・建設時に生じる廃棄物の100%近い再利用やリサイクルに成功、5)公共交通機関の利用等による持続可能な輸送を実現するなど、様々な取組を実施し、目標の大部分は達成したという。イギリス環境・食糧・農村地域大臣は、「イギリスの自然環境が国有財産として高く評価されるよう努めてきたが、イギリス企業の専門知識がオリンピックのグリーン化や持続可能な開発の新たな基準設定に貢献できうれしく思っている。」と述べた。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | リサイクル | 土壌汚染 | 野生生物 | 国連環境計画 | UNEP | 自然環境 | カーボンフットプリント | 持続可能性 | ロンドンオリンピック |
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