カナダのケント環境相は、2012年8月8日、「2020年までに、温室効果ガス(GHG)排出量を2005年水準から17%削減」という目標を半分達成したと発表した。17%削減は、2009年12月の第15回気候変動枠組条約締約国会議(COP15)において承認された、コペンハーゲン合意に基づくカナダの削減目標である。この2020年目標の達成予測は、同日公表された「カナダ排出量動向報告書」で示された。この報告書は、最新のカナダ経済や排出量のデータ、連邦及び州政府の排出削減の取組を考慮して予測を示している。同相によると、これまで、排出量が最も多い電力・輸送部門に排出量規制をかける等の部門別取組も功を奏したとし、今後、石油とガス部門を含む他部門との取組も引き続き行う予定だという。また同報告書では、初めて、土地利用、土地利用変化及び林業(LULUCF)部門の寄与予測が算出された。それによると同部門は、25メガトンのGHG削減効果があり、LULUCF寄与分の算入はカナダにとって目標達成の重要な道標だとしている。
情報源 | カナダ環境省 プレスリリース |
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国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ環境省 |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 温室効果ガス | 気候変動枠組条約 | カナダ環境省 | COP15 | 報告書 | 排出量 | コペンハーゲン合意 | GHG | 目標 |
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