欧州委員会は、電気電子機器廃棄物(WEEE)の回収・処理等に関する改正WEEE指令の施行を発表した。主な改正点は、1)これまで各国一律で年間一人当たり4kgとしていた回収目標を、各国で販売された電気電子機器の比率(重量)とし、2016年から45%、2019年からは65%(または発生したWEEEの85%)へと段階的に引き上げる、2)2018年から対象範囲をすべての電気電子機器に拡大する、3)WEEE不正輸出の規制強化のため、輸出する電子機器の検査と貨物内容の証明書類提出を義務付ける、4)加盟各国の登録や報告の書式および製造者の報告頻度などを統一し、管理負担を軽減する、など。加盟国は、遅くとも2014年2月14日までに、新たなWEEE指令を国内法に反映させなければならないが、インフラの未整備や電子機器の消費量が少ない国は、一定期間、適用を保留することができる。欧州委員会は、経済が低迷し、原料価格が上昇している中、資源効率化を促す今回の改正は、欧州の環境保護・経済成長双方に貢献するものと期待している。
情報源 | 欧州委員会 プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会 |
分野 | ごみ・リサイクル |
キーワード | 回収 | 欧州委員会 | EU | 廃棄物 | 輸出 | 資源効率 | 電気電子機器 | WEEE | WEEE指令 |
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