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 欧州委員会、加盟27カ国の廃棄物管理を格付け

発表日:2012.08.07


  欧州委員会(EC)は、加盟27カ国の廃棄物管理向上に向けた調査報告書の中で、各国のリサイクル量、廃棄物処分有料化、欧州法令遵守など全18項目を審査した結果を集計し、その順位を発表した。上位を占めるオーストリア、ベルギー、デンマーク、ドイツ、オランダ、スウェーデンでは、総合的な廃棄物回収システムが整備され、埋め立てられる廃棄物は全体の5%にも満たないという。一方、ブルガリア、キプロスをはじめ下位の諸国では、よい処理方法があり、資金も用意されているにもかかわらず、いまだに埋め立て処理を主流としている。埋め立て処理では価値ある資源が利用されず、健康被害や環境汚染も懸念される。リユース、リサイクルへの転換が進まない原因として、廃棄物を抑制する政策、インセンティブ、廃棄物インフラが整備されていないことが挙げられる。ECは下位10カ国のために経済・法・行政ツールやEU構造基金を利用して改善を目指すロードマップを作成し、各国担当機関と2012年9月19日から個別に会合を持つとしている。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | リユース | 回収 | 欧州委員会 | EU | 廃棄物 | 報告書 | 埋め立て | 廃棄物管理 | 処分
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