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 韓国環境部、国内ゴルフ場の2011年農薬使用量を公表

発表日:2012.10.18


  韓国環境部は、2012年10月18日、新たに追加された25ゴルフ場を含む国内421ゴルフ場の2011年農薬使用量を公表した。この調査は、ゴルフ場で使用された農薬が、土壌や地下水、河川に残留して、環境を汚染しないように監視する目的で年2回行われている。ゴルフ場の全農薬使用量と、土壌や芝生、河川に流れ込んだ40種の残留農薬が調査された。調査によると、172のゴルフ場で芝生や土壌に11種類の農薬成分が残留していたが、排水地点での検出例はなかった。残留農薬の中で、低い毒性ではあるが、芝生等で使用が規制されているシハロトリンが、慶南地方のゴルフ場で検出された。高い毒性の農薬の検出はなかった。全体で、使用された農薬は218品目、合計で400トンとなったが、使用状況は大きく異なり、「使用せず」から(済州島のエコランド)、最高で85.7キロ/ヘクタールの使用例(慶南地方のタニカントリークラブ)まであった。環境部は、2010年に比べ使用状況は若干改善されたものの、ばらつきがあるため、まだ監視が必要だとしている。

情報源 韓国環境部(MOE) プレスリリース
国・地域 韓国
機関 韓国環境部(MOE)
分野 健康・化学物質
キーワード 芝生 | 河川 | 土壌 | 農薬 | 残留性 | ゴルフ場 | 環境汚染 | 韓国環境部 | シハロトリン
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