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メタウォーター（株）、「雨天時高速下水処理システム」が第34回優秀環境装置表彰「経済産業大臣賞」を受賞
発表日：2008.06.26
メタウォーター（株）は、東京都下水道局と共同開発した「雨天時高速下水処理システム」が、（社）日本産業機械工業会主催の第34回優秀環境装置表彰事業で「経済産業大臣賞」を受賞したと発表した。このシステムは、雨天時に合流式下水道から川や海に大量に流出する汚水を高速ろ過するもので、排出汚濁量の削減に大きな効果がある。主な特長は、特殊な新型ろ材により、ごみと汚濁物（BOD・SS）を同時に除去できるほか、既存の沈殿池等に設置できるため、建設費を従来の約1/2に縮減できる。また、自然流下で凝集剤を使用しないため維持管理が容易で、消毒剤（次亜塩素酸Na）の使用量が約40%となるためCO2排出量も削減できる（次亜塩素酸NaのCO2排出係数：321kg-CO2/t）。同システムは、国土交通省の下水道技術開発プロジェクトの認証を受けており、初採用となった「東京都北多摩二号水再生センター」で順調に稼動中という。
