東京ガス(株)とパーパス(株)は、業務用向けパッケージ型「太陽熱利用ガス温水システム」を共同開発し、2013年7月から発売すると発表した。同製品は、屋上に設置した集熱器から得た太陽エネルギーで蓄熱タンクにて給水を予熱した後、使用者が設定した温度に達するまで高効率なガス給湯器で加熱するもの。再生可能エネルギーである太陽熱を優先的に利用し、天候や給湯需要量により太陽熱が不足する時もガス給湯器がバックアップするため、利便性・快適性、環境性を備えている。同社によると、今回のシステム(集熱面積6m2タイプ)を、給食を提供する120人規模の保育園に設置した場合、一次エネルギー使用量を28%削減することが期待でき、年間太陽熱利用熱量が2,200kWh、年間CO2削減量が750kg見込める。また、小規模業務用に、高効率なガス給湯器などをセットしたことにより、施工期間の大幅短縮を実現したという。