農林水産省は、平成23年度食品廃棄物等の年間総発生量及び食品循環資源の再生利用等実施率を公表した。これは、食品循環資源の再生利用等実態調査結果と食品リサイクル法に基づく定期報告結果を用いて推計したもの。今回、平成23年度の食品産業全体における食品廃棄物等の年間総発生量は1,996万トンで、平成22年に比べ4%の減少となった。これを業種別にみると、食品製造業が1,658万トンで食品産業全体の83%を占め、食品卸売業22万トン、食品小売業127万トン、外食産業188万トンとなった。また、平成23年度の食品循環資源の再生利用等の実施率は、業種別にみると食品製造業95%、食品卸売業57%、食品小売業41%、外食産業23%であった。なお、食品リサイクル法に基づく食品循環資源の再生利用等実施率の目標は、食品製造業85%、食品卸売業70%、食品小売業45%、外食産業40%に向上させることとなっている。