農林水産省は、平成22年度食品廃棄物等の年間総発生量及び食品循環資源の再生利用等実施率を公表した。これは、食品循環資源の再生利用等実態調査結果と食品リサイクル法に基づく定期報告結果を用いて推計したもの。今回、平成22年度の食品産業全体における食品廃棄物等の年間総発生量は2,086万トンで、平成21年に比べ8%の減少となった。これを業種別にみると、食品製造業が1,715万トンで食品産業全体の82%を占め、食品卸売業22万トン、食品小売業119万トン、外食産業229万トンとなった。また、平成22年度の食品循環資源の再生利用等の実施率は、業種別にみると食品製造業94%、食品卸売業53%、食品小売業37%、外食産業17%であった。なお、食品リサイクル法に基づく食品循環資源の再生利用等実施率の目標は、平成24年度までに食品製造業85%、食品卸売業70%、食品小売業45%、外食産業40%に向上させることとなっている。