環境省と農林水産省は、食品ロスを含む食品廃棄物等の利用状況等(平成26年度推計)を公表した。これは、農林水産省の「平成26年度食料需給表」や「食品廃棄物等の発生量及び再生利用等の内訳(平成26年度実績)」、環境省の「一般廃棄物の排出及び処理状況、産業廃棄物の排出及び処理状況」、「平成28年度食品循環資源の再生利用等に関する実施状況調査等業務報告書」などを用いて推計したもの。平成26年度における食品廃棄物等は約2,775万トン(前年度約2,797万トン)、また、本来食べられるにもかかわらず廃棄されている食品「食品ロス」は年間約621万トン(前年度約632万トン)となった。両省では、官民を挙げた国民運動の展開により、引き続き、食品ロス等の削減に取り組んでいくという。