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 富士山、世界文化遺産登録が決定

発表日:2013.06.22


  外務省など関係省庁と山梨県及び静岡県は、我が国が推薦していた「富士山」の世界文化遺産への登録が、平成25年6月22日、カンボジアのプノンペンで開催中の第37回世界遺産委員会において決定したと発表した。「富士山」は、ユネスコ世界遺産センターより、三保松原を除き「記載」が適当とのイコモスの評価結果及び勧告が通知されていた。今回、イコモスによる評価結果を踏まえた審査の結果、三保松原を含めて、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として、世界遺産一覧表に記載することが決定した。また、勧告事項として、資産をひとつの存在として、また文化的景観として管理するための管理システムを実施可能な状態にすることが求められた。さらに、要請事項として、2016年の第40回世界遺産委員会において審査できるように、2016年2月1日までに世界遺産センターに保全状況報告書を提出することが、求められた。報告書には、文化的景観の手法を反映した資産の総合的な構想、来訪者戦略、登山道の保全手法などに関する進展状況を含めるとともに、管理計画の全体的な改定の進呈状況を含めることとされている。なお、世界遺産一覧表への正式な記載は、第37回世界遺産委員会最終日である6月26日となる見込みである。

情報源 外務省 プレスリリース
林野庁 報道発表資料
林野庁 報道発表資料
文化庁 報道発表(PDF)
環境省 報道発表資料
機関 外務省 林野庁 文化庁 静岡県 山梨県
分野 自然環境
キーワード 林野庁 | 外務省 | 世界遺産 | 環境保全 | 山梨県 | 文化庁 | 静岡県 | 富士山 | ICOMOS
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