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 三菱マテリアル(株)、地中熱利用システム技術が小田急電鉄のトンネル事業に採用

発表日:2013.07.17


  三菱マテリアル(株)は、子会社である三菱マテリアルテクノ(株)が開発したコイル型水平熱交換器による「地中熱利用システム技術」が、小田急電鉄の鉄道トンネル事業に採用されたと発表した。同技術は、土壌の断熱機能により大気中の温度変化の影響を受けにくく、一年を通してほぼ一定である地中の温度(地中熱)をヒートポンプの熱源として活用することで、冷暖房や融雪・給湯などに利用するもの。夏期は冷たい地中に熱を放熱(冷房運転)し、冬期は温かい地中から採熱(暖房運転)することで、ランニングコストやCO2排出量を低減できる。今回のトンネル事業では、東北沢駅と世田谷代田駅を対象に、開削工法で掘り抜いた箱形トンネル下床版にコイル型水平熱交換器を敷設、ホーム空調の一部に利用する。このシステムの導入により、空気熱源ヒートポンプと比べ、CO2排出量とランニングコストを年間約30%削減できる予定という。

情報源 三菱マテリアル(株) プレスリリース
機関 三菱マテリアル(株)
分野 地球環境
キーワード ヒートポンプ | CO2 | 地中熱 | 三菱マテリアル | 空調 | 鉄道 | 熱交換器 | 小田急電鉄
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