三菱重工業(株)と三菱商事(株)は、ブラジル・サンパウロ州で共同開発を進めてきた電気バスが、走行試験を開始すると発表した。両社は、2013年5月にメトラ社グループでトロリーバスを製造するエレトラ社との間で、電気バスの共同開発契約を締結し、電気バスと急速充電システム(パンタグラフ式)の開発を進めてきた。今回、全長18mとなる2連接の大型電気バス1台の開発が完了し、同電気バスを用いながら、州都サンパウロ市域のバス路線において、一般乗客を乗せた走行試験および評価を行う。試験期間は2014年8月までの予定で、同州で開発・実証しながら、公共交通市場のニーズに適合した電気バスシステム関連技術の確立を目指すという。