環境省は、産業廃棄物処理施設の設置、産業廃棄物処理業の許可等に関する状況等を公表した。同省では、産業廃棄物行政を推進する上での基礎資料を得るため、産業廃棄物処理施設の設置等に関する状況を調査している。今回、平成23年度実績を取りまとめた。主な内容は以下のとおり。1)産業廃棄物処理施設の設置状況は、中間処理施設数が18,880(対前年267減)、最終処分場数が1,990(同57減)であった。2)産業廃棄物処理業の許可の状況は、産業廃棄物処理業が211,062件(同77,739減)、特別管理産業廃棄物処理業が22,868件(同8,946減)であった。3)産業廃棄物の最終処分場の残存容量等は、最終処分場の残存容量が18,606万m3(同846万m3減)で、最終処分場の残余年数は14.9年(同1.3年増)であった。なお、産業廃棄物処理業の許可件数が大幅に減少したのは、廃棄物処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)の改正により、許可が合理化されたことが主な原因という。