日産自動車(株)は、富山市と100%電気トラックの実証運行を、2014年4月15日から開始すると発表した。同車は、小型トラックをベースに、同社の電気自動車(EV)のモーター・バッテリーを最大限活用したEVシステムを搭載しており、排気ガスを一切出さないことから、都心部のエンジン車乗り入れ制限のあるエリアにも入っていけるほか、低騒音であることから、深夜の時間帯でも運行し易い車両となっている。また、JC08モードでの航続可能距離が約62kmで、30分間で容量の80%まで充電可能な急速充電機能を内蔵している。富山市が約2か月間、富山市環境センターの資源ごみ回収車として、資源ごみ回収ステーションから処理場への輸送業務用電気トラックとして活用し、その実用性を検証する。同社では、実験で得られたデータをもとに、走行性能や充電の運用などに関する検証を進め、今後の開発に生かすという。