(株)東芝は、ベトナムのビントゥアン省で建設中のビンタン4石炭火力発電所向け蒸気タービン発電設備を受注したと発表した。ベトナムでは、高い経済成長率を背景に電力需要の拡大が見込まれており、発電容量の約40%を水力発電に依存しているため、天候の影響を受けない電源の需要が高まっている。同国政府は、発電容量を2012年の26,836MWから2020年に75,000MW、2030年には146,800MWに拡大する計画で、石炭火力発電所を中心に新規発電所の建設が進められている。今回受注したのは、600MWの超臨界蒸気タービンおよびタービン発電機2基で、2015年からから順次納入し、2017年から順次運転を開始する予定という。