環境省は、「アカミミガメ(通称:ミドリガメ)対策推進プロジェクト」を公表した。アカミミガメは、生態系等へ被害を及ぼすことが懸念されており、平成17年に特定外来生物への指定が検討されたが、指定が見送られた。近年、野外での繁殖確認事例の増加や在来水草の採食、ニホンイシガメとの競合、農業被害等が指摘され、平成27年3月に環境省及び農林水産省で作成した「生態系被害防止外来種リスト」においても、「緊急対策外来種」に位置づけられている。今回、アカミミガメによる生態系等への悪影響のない(小さい)社会を実現するため、アカミミガメ対策の目指すべき方向を示すと共に、以下の4つのプロジェクトを進めることで実現を目指す。1)調査・計画:影響緩和の技術確立と計画策定、2)3原則:終生飼養の推進、3)規制検討:段階的な規制、4)防除:野外からの排除。平成27年度には、アカミミガメによる生態系影響、全国の生息状況の推計、流通量の調査等を実施し、それらを踏まえ、平成28年度からモデル事業を実施する予定という。
情報源 |
環境省 報道発表資料
国立環境研究所 侵入生物データベース ミシシッピアカミミガメ |
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 外来種 | 生態系 | 環境省 | 農林水産省 | 規制 | 防除 | 外来生物 | 飼養 | アカミミガメ | ミドリガメ |
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