環境省は、平成27年11月26日・27日に北海道札幌市で開催された「第17回化学物質の内分泌かく乱作用に関する日英共同研究ワークショップ」の結果を公表した。日英両国では、平成11年のG8環境大臣会合において、化学物質の内分泌かく乱作用に関する共同研究の実施について合意し、5カ年の日英共同研究事業を開始した。平成16、21、26年度にそれぞれ5年間ずつ延長されることとなり、現在第4期の共同研究を実施している。今回のワークショップでは、化学物質の環境中での挙動の推定、影響評価のための手法等について両国の研究担当者による研究成果の発表、意見交換及び今後の研究の方向性に関する検討が行われたほか、化学物質の内分泌かく乱作用に関する対応について行政担当者による情報交換等が行われた。今後は、来年以降も引き続き日英で共同研究を深めていくこととしている。