(株)ウェザーニューズは、極域をはじめとした全世界の海氷に関する情報を、極域を航行する船舶や海氷の専門家、一般の方々に提供するとともに、双方向のコミュニケーションを通じ海氷の知見をより広めていくことを目的として、グローバルアイスセンターオフィシャルウェブサイトをオープンしたと発表した。同社は、全世界の海氷を常時監視・把握することを目的としたグローバルアイスセンターの運営を2008年7月1日より開始している。今回公開される海氷データは、北極海、バルト海、オホーツク海、セントローレンス湾の4つの海域を中心とするもので、同センター開発の独自海氷予測システムを用いて、極域での航行に必要となる、海氷の密接度(Concentration)や厚さ(Thickness)、移動(Drift)の予測データを2週間先まで表示する。将来的には、過去の海氷の凍結日や融解日、最大面積などの履歴データも公開予定という。