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三菱電機、九州電力向け大容量蓄電システム実証試験設備を納入
発表日：2016.03.03
三菱電機（株）は、九州電力（株）に出力5万kW・容量30万kW時の大容量蓄電システムを、2016年3月3日に納入したと発表した。再生可能エネルギーの急速な普及により、電力系統の需給バランスが崩れることなどの新たな課題が懸念されている。今回納入したシステムは、九州電力の「大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業」の一環として、豊前発電所構内（福岡県豊前市）に設置された。特長は、1）揚水発電設備と同等の電力貯蔵機能を持ち、再生可能エネルギー大量導入時の需給バランスの改善を実現、2）蓄電池監視制御システムで多数の蓄電池をユニットごとに監視制御することにより、効率的に全体を制御し、蓄電システムの運転効率を向上、3）蓄電池をコンテナ型コンパクト構造（2段積み）とし、省スペース化および設置期間の短縮と工事費用の大幅削減を実現、となっている。実証事業では、送変電設備に接続する形で大型蓄電池を設置し、蓄電池の大容量性を活かした電力需給バランスの改善適用の可能性等について実証を行うという。
