水産庁は、平成27年11月に国際原子力機関(IAEA)及び国内の分析機関が実施した「水産物の放射性物質の測定に係る機関間の比較」の結果の評価を公表した。これは、日本の水産物の放射性物質測定手法の適切さを確認することを目的としたもの。今回、IAEAによる結果の評価によると、分析機関間比較に参加した国内の分析機関(3機関)が、東京電力福島第一原子力発電所近海で漁獲した魚類サンプル中の放射性セシウムの濃度について、信頼できるデータを検出したと公表した。また、IAEAと3機関による測定結果を比較したところ、統計的な違いは認められず、魚類サンプル中の放射性セシウムを正確に測定する能力を有していた。なお、検査対象とした魚類サンプルから非常に微量の放射性セシウム(セシウム134及び137)を検出したが、その濃度は5Bq/kg未満であり、日本で定めている一般食品の飲食に係る基準値(100Bq/kg)を大きく下回っているという。
情報源 |
水産庁 報道発表資料
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機関 | 水産庁 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 測定 | 水産庁 | 放射性物質 | 放射性セシウム | 国際原子力機関 | IAEA | 水産物 | 分析機関 |
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