IAEA(国際原子力機関)が開催した第2回除去土壌の再生利用等に関する専門家会合(令和5年10月23日~27日)で取りまとめられたサマリーレポートが公表された。専門家会合は、除去土壌の再生利用等に関する取組に対し評価や助言等を行う目的で、IAEA本部(オーストリア・ウィーン)でオンライン併用にて開催。環境省から、除去土壌の再生利用と最終処分のための制度的取り決めの現状、コミュニケーションや情報発信手法の進捗状況、IAEA安全基準との整合性に関する見解の共有を含め、2023年5月開催の第1回専門家会合後の進捗に関する説明があった。専門家チームは、英国、ベルギー、ドイツ、米国等の様々な国での、除去土壌と放射性廃棄物の再生利用及び最終処分に関連する取組の事例を紹介。さらに、オーストリアで放射性廃棄物の分別と処分を実施しているサイバースドルフ原子力技術施設での現地調査を実施した。専門家チームは、第2回専門家会合の間にも大きな進展があったことを指摘、同省が実施している除去土壌の管理のための取組や他国の関連する取組が共有され、除去土壌の再生利用及び最終処分に関する取組に対する、IAEA安全基準に照らした評価について、詳細な議論が行われたという。なお、第3回専門家会合は、令和6年2月5日か9日にかけて、都内で開催される。
情報源 |
環境省 報道発表資料
〔参考〕サマリーレポート仮訳(PDF) |
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機関 | 環境省 |
分野 |
ごみ・リサイクル 健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 東京電力 | 再生利用 | 最終処分 | 放射性物質 | 国際原子力機関 | IAEA | 福島第一原子力発電所事故 | サマリーレポート | サイバースドルフ原子力技術施設 | 汚染土 |
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