水産庁は、平成27年11月に国際原子力機関(IAEA)及び国内の分析機関が実施した「水産物の放射性物質の測定に係る機関間の比較(ILC)」の結果に係る詳細な報告書を公表した。ILCは、IAEAと日本の分析機関(3機関)との間で、サンプルの採取から分析までの過程において、同一の水産物サンプルを用いて放射性物質の測定手法及び結果の比較を行い、日本の水産物の放射性物質測定手法の適切さを確認することを目的としたもの。今回の報告書は、水産物に加え、2014年以降に実施されてきた、海水・海底土の比較結果を合わせて取りまとめたもの。1)2014年半ば以降の4回の試料採取ミッションの結果から、日本の試料採取手順が、代表試料を採取するために必要な、適切で標準的な採取手法に従っていること、2)これまでのILCにおいて得られた結果は、海洋モニタリングプログラムの中で海洋試料中の放射性核種の分析に参加した日本の分析機関が、高い正確性と能力を有していること、が報告されている。
情報源 |
水産庁 報道発表資料
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機関 | 水産庁 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 測定 | 水産庁 | 放射性物質 | 放射性セシウム | 国際原子力機関 | IAEA | 水産物 | 分析機関 |
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