福岡工業大学は、焼酎製造時に生じる「粕(かす)」を活用した充電池を開発したと発表した。九州では、焼酎工場から大量に発生する「焼酎かす」について、処理及び有効利用が課題となっている。今回開発した充電池は、焼酎かすから材料となる活性炭の作製と電気二重層キャパシタへの応用に成功したもの。同充電池は、瞬間的に大きな電気を充放電でき、将来的には電気自動車、小型モバイル機器、家庭用の充電池などへの実用化が期待できる。また、廃棄物を使用し、レアメタル等を用いないため、低コストなうえ、放充電の際に劣化が少なく長期間の使用も可能である。今後は多量の焼酎かすから一度に活性炭を作成するためのスケールアップ、焼酎かすの廃棄費用に悩む九州の焼酎業界への貢献を目指す。また、充電池としての能力を向上させ、災害時などの非常用電源として活用できるような研究開発を続けていくという。
情報源 |
福岡工業大学 ニュースリリース
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機関 | 福岡工業大学 |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | リサイクル | 活性炭 | 廃棄物 | 充電池 | 充放電 | 再利用 | 福岡工業大学 | 焼酎かす |
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