長野県は、絶滅危惧種であるミヤマシジミの保全活動の一環として、環境関連企業のミヤマ(株)が会社敷地内に保護区を整備し、保全活動を開始すると発表した。ミヤマシジミは、成虫の大きさが2~3cm程度のシジミチョウ。本州の特産種で、東北・関東・中部地方に分布していたが、近年は河川改修や開発等により生息環境が悪化し激減しており、環境省版レッドリスト(2012)では絶滅危惧ⅠB類に指定されている。今回の取組は、生物多様性保全パートナーシップ協定(第一号)に基づく県民参加型の保全活動で、会社の敷地内にミヤマシジミの食草であるコマツナギを植栽し、保護区として同種が安定的に生息できる新たな生息環境の創出に取り組むもの。食草の定着を確認した後、近隣に生息するミヤマシジミの移植を行う予定となっている。今後も、身近な自然環境や生物多様性の保全を社会全体で守る取組として継続されるという。
情報源 |
長野県 プレスリリース
長野県 プレスリリース(PDF:159KB) 長野県 「生物多様性保全パートナーシップ協定」について(PDF:110KB) |
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機関 | 長野県 ミヤマ(株) |
分野 |
自然環境 |
キーワード | ミヤマ | 絶滅危惧種 | 生息環境 | 保全活動 | 長野県 | チョウ | ミヤマシジミ |
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