環境省は、「地域循環圏形成の手引き~地域内にある循環資源の利用拡大に向けて~」を公表した。地域循環圏とは、「第二次循環型社会形成推進基本計画」で初めて提示された、「地域の特性や循環資源の性質に応じて、最適な規模の循環を形成することが重要であり、地域で循環可能な資源はなるべく地域で循環させ、地域での循環が困難なものについては循環の環を広域化させることにより、重層的な循環型の地域づくりを進めていく」という考え方。今回の手引きは、平成24年7月に地方公共団体等向けに公表された「地域循環圏形成推進ガイドライン」の内容を補完するもの。地域独自の地域循環圏を形成するために、基本構想・計画の策定、人材・組織の形成、事業の実施等の各段階において、行政、事業者、住民・各種団体等のそれぞれが、どのような行動を起こせばよいのかを具体的に示した上で、参考となる資料・ツール等が整理されている。