(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、タイのタピオカ製造工場に設置したバイオエタノールの製造プラントが完成し、実証運転を開始したと発表した。同実証事業は、キャッサバデンプン製造工場でキャッサバイモからデンプンを抽出した後に発生するキャッサバパルプ(タピオカ残渣)を対象に、日本で技術開発された高温発酵酵母を適用し、80kl/年のバイオエタノール製造能力を持つパイロットプラントによるバイオエタノール製造技術の有効性を明らかにするもの。同実証の成果を用いて、同国において排出されるキャッサバパルプの総量である年間200万トン(2012年実績)をバイオエタノールに変換した場合、年間約65.6万kℓ(1,800kl/日)の製造が可能になる。今後、試運転と実証運転を通じて、運転条件の確立を図るとともに、実証プラント運転状況を見ながら、事業化に向けた商用モデルの設計、調査を開始するという。なお、実証運転は2016年2月までの予定。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) サッポロビール(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | バイオエタノール | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 実証 | タイ | 残渣 | キャッサバ | タピオカ |
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