（独）国立環境研究所と環境省は、生態毒性予測システム（通称：KATE（ケイト））のスタンドアロン版「KATE on PAS」の新規公開及び、改良されたインターネット版「KATE on NET」の公開について発表した。KATEは、環境省の請負業務として同研究所が開発した生態毒性QSAR（定量的構造活性相関）モデル。化学物質の構造式等を入力することにより、魚類急性毒性試験の半数致死濃度及びミジンコ遊泳阻害試験の半数影響濃度を予測できる。スタンドアロン版「KATE on PAS」の公開により、KATEの使用にあたり、インターネットへの接続が不要となる。また、化学構造式等についての機密性保持をより確実なものとして、生態毒性を予測することが可能となる。一方、インターネット版についても、2008年1月公開のKATEver0.1（試用版）を更新した「KATE on NET」が公開された。
