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 通勤時かくれ熱中症、暑熱適応の鈍化なども要因か?

発表日:2024.06.11


  第一三共ヘルスケアは全国20から60代を対象に「通勤時の熱中症対策に関する意識調査」を実施した。調査結果では、リモートワークが可能な人の中では、出社と併用する「ハイブリッドワーク」が定着してきたが、コロナ禍の2020から2023年と比べ、約4割は出社頻度が増えていると判明した。出社頻度が増えた人のうち、約7割が、「ストレスを感じるようになった」と回答している。また、夏場の通勤時に寒暖差を不快に感じた経験がある人の4割以上が、寒暖差によって仕事のパフォーマンスが60%未満に低下したと感じている。夏場の通勤時、重度ではないが「通勤時かくれ熱中症」に注意が必要だ。通勤中に熱中症を自覚した人の主な症状は、「不快感」(44.1%)と「集中力低下」(42.8%)で、比較的軽度な症状レベルである。半数以上が熱中症の危険性を感じていないと回答している。加えて、調査では約7割が夏場は他の季節と比べて「よく眠れない」と感じ、4割以上が運動不足を訴えている。国立環境研究所の岡和孝先生によると、「暑さは当然」との考えが根強いため、熱中症への意識が薄れている可能性があり、「暑熱順化」が熱中症対策に有効であると強調している。今年は「暑熱順化」をしっかり行い、体を暑さに慣らして上手に体温調節することが夏を乗り切るカギになりそうだ。

情報源 第一三共ヘルスケア ニュースルーム
機関 第一三共ヘルスケア(株)
分野 健康・化学物質
キーワード 国立環境研究所 | ストレス | 暑熱順化 | 第一三共ヘルスケア | 通勤時熱中症対策 | ハイブリッドワーク | 寒暖差 | 出社頻度増加 | 仕事のパフォーマンス | 運動不足
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