新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と株式会社カネカは、NEDO「高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発」プロジェクトにおいて、結晶シリコン太陽電池モジュールで変換効率24.37%を達成したと発表した。カネカは、NEDOプロジェクトにおいて、2020年に14円/kWh(業務用電力価格並)、2030年に7円/kWh(従来型火力発電並)の発電コスト目標を達成するために、高効率結晶シリコン太陽電池の技術開発を進めている。今回、結晶シリコン太陽電池(ヘテロ接合バックコンタクト型)セルを108枚使い、モジュール内の抵抗損失を最小限とするために、セル間配線に関する技術およびモジュールに照射された光の収集効率を高める技術等を新たに開発し、結晶シリコン太陽電池モジュールとしては、世界最高水準の変換効率24.37%(モジュール面積13,177cm2)を実現したという。