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 農水省、平成27年度「国産野菜中の鉛の実態調査」の結果を公表

発表日:2016.12.19


  農林水産省は、平成27年度に実施した「国産野菜中の鉛の実態調査」の結果を公表した。同省では、鉛の排出源対策に取り組んでおり、その効果を検証するため、平成15~17年度及び平成20年度に国産農産物中の鉛の実態調査を実施した。その結果、ほとんどの農産物中の鉛濃度は十分低いことが確認されたが、ほうれんそう及びさといも(皮付き)は、比較的高濃度に鉛を含むものもある可能性が示唆された。今回の調査は、前回調査以降、国産農産物中の鉛濃度に変化があったかどうか調べるために実施したもの。きゅうり、ピーマン、アスパラガス及びさといも(皮なし)中の鉛濃度は、全て0.01mg/kg(定量限界)未満であった。また、ほうれんそう及びさといも(皮つき)中の鉛濃度は、平成20年度調査の結果及び諸外国が実施した実態調査の結果と同程度であった。同省では、引き続き、国産農産物中の鉛の実態調査を実施する予定という。

情報源 農林水産省 報道発表資料
機関 農林水産省
分野 健康・化学物質
キーワード モニタリング | 農林水産省 | 鉛 | 実態調査 | 農産物
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