農林水産省は、平成22年度に実施した農産物、畜産物及び水産物中のダイオキシン類の実態調査の結果をとりまとめ、公表した。同省では、「ダイオキシン対策推進基本指針」(平成11 年3 月)及び「食品の安全性に関する有害化学物質サーベイランス・モニタリング中期計画」(平成18年4月)に基づき、農畜水産物中のダイオキシン類濃度の実態調査を実施している。今回の調査の結果、1)農産物(葉菜類等や水稲の茎葉部)と2)畜産物(牛乳、牛肉、豚肉、鶏肉及び鶏卵)については、いずれも過年度の調査結果と比べて統計学的に有意な差は見られなかった。また、3)水産物(スズキ、ホッケ及びタチウオ)では、スズキとタチウオについては、過年度の調査結果と比べて統計学的に有意な差は見られなかったが、ホッケでは統計学的に有意に高い(中央値が、平成20年度に比べて1.4倍程度)との結果が得られた。ただし、この値は健康に悪影響を及ぼすようなレベルではないという。同省では、引き続きダイオキシン類の経年変化を見るため、調査を継続していく予定としている。
情報源 |
農林水産省 報道発表資料
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機関 | 農林水産省 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | モニタリング | ダイオキシン | 農林水産省 | 安全性 | 食品 | 健康影響 | 実態調査 | 水産物 | 畜産物 | 農産物 |
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