トヨタ自動車(株)とフランス電力公社(EDF)は、充電インフラを活用したプラグインハイブリッド車(PHV)の公道実証試験をフランスのストラスブール市において共同で開始すると発表した。同プロジェクトにおいて、トヨタはプラグインハイブリッド技術や車両の性能に関する研究開発、EDFは充電インフラの多様な使い方の検証を通じて、PHVの理解促進と将来の普及に備えることを目的としている。具体的には、トヨタは、ストラスブール市のフリートユーザーに対し、2009年末から3年間に渡って、約100台のPHVをリース。EDFは同プロジェクト参画企業の協力を得て、ユーザーの自宅や企業の施設、公共駐車場、公道沿い等に、数百基の充電スタンドを設置する予定という。なお、同プロジェクトは、フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)が募集した低排出車に関するプロジェクトの一つとして、同庁管轄の研究基金から助成金を受けている。