海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、京都大学、防衛大学校及び埼玉工業大学と共同で、海洋性細菌ノボスフィンゴビウム MBES04株に由来する5つの酵素を組み合わせた反応により、様々なバイオプラスチックにも変換できる機能性化学品を生産する方法を見いだした。近年、非可食バイオマス(木材など)に多量に含まれるリグニンは、化石資源に替わる新しい化学品原料として大きな期待を集めている。今回研究グループは、天然リグニンから、2種類のフェニルプロパノンモノマーを選択的に得ることに成功した。また、今回の成果から、天然リグニンを原料とするフェニルプロパノンモノマーの酵素生産の可能性は元より、簡便な有機化学反応により、新規なビスフェノール類、ビニルモノマーとその重合物、工業原料として有用なアルコール類などのさまざまな誘導体が得られることが示唆されたという。
情報源 |
海洋研究開発機構(JAMSTEC) プレスリリース
京都大学 研究成果 科学技術振興機構(JST) 共同発表 |
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機関 | 海洋研究開発機構(JAMSTEC) 京都大学 防衛大学校 埼玉工業大学 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 海洋研究開発機構 | 京都大学 | 木材 | リグニン | バイオプラスチック | 酵素 | JAMSTEC | 化学品 | 防衛大学校 | 埼玉工業大学 |
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