鳥取県は、平成28年度ガンカモ科鳥類生息調査の結果を公表した。同調査は、ガン・カモ・ハクチョウ類の冬期生息状況を把握するため、県がNPO法人日本野鳥の会鳥取県支部に委託し、カワウの生息調査とあわせて実施しているもの。今回、平成29年1月15日に、県内11ヶ所で、湖面(水面)全域カウント法により、調査を実施した。その結果、ガン類はマガンとヒシクイの2種で計356羽(昨年度比202羽増)、カモ類はマガモ・オナガガモなど18種で計17,868羽(昨年度比2,227羽増)、ハクチョウ類はコハクチョウとコブハクチョウの2種で計231羽(昨年度比36羽増)が確認された。平成27年度調査よりも2,465羽多い18,455羽の生息が確認され、とりわけオナガガモとスズガモの羽数増加が顕著であったという。