新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とパナソニック(株)は、工業炉の排気熱エネルギーを高温のまま高効率に再利用する排気熱循環システムを開発したと発表した。工業炉などの加熱処理を要する熱プロセス工程で消費するエネルギーはモノづくり全体の大半を占めており、最も早期に省エネルギーの対策を打つべき分野と考えらる。その中で、全工業炉の排気熱損失の70%を200℃未満の排気が占めており、工業炉の省エネに向け、これら排気熱エネルギーの再利用技術の開発が必須となっている。今回開発したシステムは、高温排気中に含まれる不要な微粒子に電界を利用して高効率に分離除去し、浄化した排気を再度炉内に戻して利用するもの。このシステムをリフロー炉に実装し、500時間以上の連続運転により性能評価等実施した結果、微粒子の集塵率91%、排気熱エネルギー回収効率75%を実現したという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
パナソニック(株) プレスリリース |
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) パナソニック(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 省エネルギー | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | パナソニック | 排熱 | 再利用 | 大気浄化 | 熱エネルギー | 工業炉 |
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