富山県は、平成28年度ガンカモ類生息調査の結果を公表した。この調査は、日本におけるガン・カモ・ハクチョウ類の冬期の生息状況を把握し、野生生物行政に役立てるため、昭和44年度から毎年全国一斉に行われているもの。今回、平成29年1月15日に、これらの鳥類が生息する海域、河口、河川、湖沼、人工池(ダム、ため池)など136箇所を対象に、双眼鏡や望遠鏡等を使用して種類別に生息数をカウントした。その結果、カモ類は、マガモ、コガモ、カルガモ、ヒドリガモ、オナガガモをはじめ、全17種で計32,324羽(昨年比1種増、1,646羽増)が観察された。ハクチョウ類は、オオハクチョウ、コハクチョウが計592羽(昨年比277羽増)観察された。ガン類は確認されなかった(昨年比2種減、4羽減)。これらにより、総個体数は32,916羽で昨年より1,919羽増加し、総種数は1種の減少となった。