富山県は、平成23年度ガンカモ類生息調査の結果を公表した。この調査は、わが国におけるガン・カモ・ハクチョウ類の冬期の生息状況を把握し、野生鳥類の保護に役立てるため、昭和44年度から毎年全国一斉に行われているもの。同県では今回、平成24年1月15日に、これらの鳥類が生息する海域、河口、河川、湖沼、人造池(ダム、ため池)など133箇所を対象に、双眼鏡やプロミナー等を使用して種類別に生息数をカウントした。その結果、カモ類については、コガモ、カルガモ、マガモの3種をはじめ、全18種で計34,673羽(昨年比3,578羽増)が観察され、最も観察数が多かったのは、富山市中央植物園(2,000羽)であった。ハクチョウ類については、オオハクチョウ、コハクチョウの2種、計773羽(昨年比339羽増)が観察され、過去最高の生息数となった。ガン類については、ガン類が好む広大な開放水面や湿地がないことから、定まった渡来地はないが、コクガン、マガンの2種、計3羽(昨年比1羽増)が確認された。これらの結果から、総個体数は、35,449羽で昨年より3,918羽増加し、総種数はカモ類での1増1減のみで大きな変化は無かったという。
情報源 |
富山県 23年度(第43回)ガンカモ類の生息調査の結果
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機関 | 富山県 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 湖沼 | 野鳥 | ガン | カモ | 生息調査 | ガンカモ類 | ハクチョウ | 冬期 | 富山県 |
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