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 住友電工、デニム製造工場に膜分離排水処理装置を導入

  住友電気工業（株）は、デニム素材の一貫生産を手掛けるカイハラ（株）の吉舎工場（広島県三次市）およびタイ工場に膜分離排水処理装置を納入した。デニム製造工程のなかに、染色した糸を糊付けして巻き取る工程（サイジング）があるが、糊に含まれているPVA（ポリビニルアルコール）は難分解性で、排水処理用の膜の耐用や持続性に影響を及ぼす。そのため、同社は、カイハラ、伸友（株）と共同で、PTFE（ポリテトラフルオロエチレン）製中空糸膜を用いた実証実験を約1年半実施し、PTFE製中空糸膜の性能確認を行った。今回の装置導入により、処理水質や外部環境の変化に応じた安定的な処理が可能となり、産業廃棄物処理、エネルギーコスト、設置面積の低減などの改善が実現できたという。

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