東京都は、事業所からの化学物質の環境への排出について、平成19年度排出量の集計結果を公表した。都は、平成13年10月から、環境確保条例により、人の健康に障害を及ぼすおそれのある58種類の化学物質(適正管理化学物質)について、区市と連携しながら、事業者の自主管理による管理の適正化、環境への排出の抑制、事故の防止等の確保を図っている。平成19 年度の年間排出量は4,817 トンであり、平成14 年度に比べて40%、平成18 年度に比べて6.7%減少した。物質別で見ると、排出量の多い6種類の適正管理化学物質は、近年連続して排出量が減少する傾向にある。業種別では、排出量が最も多い印刷業において、削減も顕著であり、VOC(揮発性有機化合物)の排出率(排出量/使用量)も順調に減少している。事業所規模別では、従業員数が301人以上の大企業や、排出量の多い大規模事業所からの削減率が高くなっている。
情報源 |
東京都環境局 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 東京都環境局 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | 東京都 | 事業所 |
関連ニュース |