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 東京都、事業所からの化学物質の排出量について、平成20年度の集計結果を公表

発表日:2010.04.20


  東京都は、事業所からの化学物質の排出量について、平成20年度の集計結果を公表した。都は、平成13年10月から、環境確保条例により、人の健康に障害を及ぼすおそれのある58種類の化学物質(適正管理化学物質)の排出量等の把握と適正管理を進めている。今回の公表によると、平成20年度の年間排出量は3,950トンであり、平成14年度に比べて50%減少した。物質別で見ると、排出量の多い6種類の適正管理化学物質(トルエン、イソプロピルアルコール、トリクロロエチレン、ジクロロメタン、酢酸エチル、キシレン)は、近年連続して排出量が減少する傾向にある。また業種別では、印刷業の減少が特に進み、平成14年度に比べて70%以上減少し、VOC排出率(VOC使用量に対するVOC排出量の比率)も減少傾向にあるという。さらに事業所規模別では、従業員数が301人以上の大企業や、排出量の多い大規模事業所からの削減率が高くなっている。

情報源 東京都 報道発表資料
機関 東京都
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 東京都 | 事業所 | VOC | 排出量 | 環境確保条例 | 健康被害 | 印刷業 | トルエン | イソプロピルアルコール
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