経済産業省は、「再生可能エネルギーの大量導入時代における政策課題に関する研究会」における論点整理を公表した。同研究会は、今後の再生可能エネルギーの政策課題を検討する場として設置された有識者会議で、平成29年5月から5回開催されている。今回、欧米の事例を参考としつつ、1)コスト競争力の強化:コストダウンを促す方向でのFIT制度の運用、2)FIT制度からの自立に向けた施策:市場機能の活用、再生可能エネルギーの新たな使い方の促進や立地制約のある電源の導入促進の在り方、3)系統への円滑な受入れのための施策:既存系統の最大限の活用・出力制御の最適化と公平性・予見可能性の確保、系統増強の在り方や適切な調整力の確保、などの論点や検討課題が整理された。