国内ニュース


 極地研、2017年9月の北極海における最小海氷面積に関する考察を発表

発表日:2017.09.15


  国立極地研究所は、2017年の北極海における最小海氷面積について、水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W)の観測データに基づく考察を発表した。北極海の海氷域は毎年9月中旬前後に年間最小となり、その値は、1979年以降は5年以内に過去最小記録を更新し続けてきた。しかし、2017年の最小海氷面積は447.2万平方kmとなり、観測史上最少だった5年前の2012年の記録よりも大きな値となった。すなわち、2017年の結果は、従来の海氷域減少の傾向とは異なるもので、観測史上初めて5年を超えて最小記録を更新しない状態が確認されたことになる。北極の気候システムに強く影響を与える海洋変動は数10年周期で変動しているが、現在利用可能な40年程度の衛星観測データではそれ以上の時間スケールの変動を把握することができない。今後、衛星観測データの継続的な蓄積と、大気・海洋の総合的な研究が必要であるという。

情報源 国立極地研究所 研究成果
機関 国立極地研究所 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
分野 地球環境
キーワード 人工衛星 | 宇宙航空研究開発機構 | JAXA | 北極海 | 水循環 | 海氷 | 観測 | 国立極地研究所 | しずく
関連ニュース

関連する環境技術