(株)矢野経済研究所は、リチウムイオン電池(LIB)主要4部材の世界市場に関する調査結果2017を発表した(調査期間:2017年3月~9月)。同調査は、LIB部材のうち、正極材、負極材、電解液・電解質、セパレーターの主要4部材を対象に、日本、韓国、中国、欧州などのLIB部材メーカーを調査対象としたもの。2016年は車載用LIBセル向けを含む中大型LIBセル向けの出荷数量が民生小型機器用LIBセル向けを上回る形となり、市場成長の牽引役のシフトが明確となった。2017年以降も引き続き車載用LIBセル向け材料需要が拡大する見通しで、民生小型機器用LIBセル向けは穏やかな成長率での推移が続くと予測される。これらにより、2016年の世界市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比140.1%の98億7,744万9,000ドルと推計し、2017年には約130億ドルの規模が見込まれる。また、各部材での生産能力と実需のギャップは異なり、ハイグレード品については需給がタイトな状況が続く可能性があるという。
情報源 |
(株)矢野経済研究所 プレスリリース
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機関 | (株)矢野経済研究所 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | リチウムイオン電池 | 市場調査 | 正極材 | 負極材 | 車載用 | 電解液 | 矢野経済研究所 | セパレーター | LIB |
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