(株)矢野経済研究所は、リチウムイオン電池主要4部材の世界市場に関する調査結果を発表した(調査期間:2012 年1 月~6 月)。リチウムイオン電池(LIB)は、十数以上の部材点数及び材料から構成されるが、同調査では、正極材、負極材、セパレーター、電解液の主要4 部材を対象としている。調査の結果、これらの部材の2011年度の世界市場規模は、前年度比111.2%の4,473億円(メーカー出荷金額ベース)の見込み。また今後、LIB 搭載の車両(HEV、PHEV)が相次ぎ市場投入される見込みであり、LIB 需要自体は増加傾向にあるほか、日本では電力不足による再生可能エネルギーの普及など、蓄電ニーズが高まっており、産業用LIB 需要の拡大も見込めることから、2014 年度の同市場規模は8,003億円(メーカー出荷金額ベース)と予測している。なお、国別に見ると、2008 年度は日系メーカーのシェアが62.7%であり、中国は14.0%、韓国は11.6%であったが、2011年度には日系メーカーが46.6%と50%を割り込み、中国が23.9%、韓国は20.6%とシェア(出荷金額ベース)を拡大する見込みという。
情報源 |
(株)矢野経済研究所 YRIマーケットNow!
(株)矢野経済研究所 2012年版 リチウムイオン電池部材市場の現状と将来展望~主要四部材編~ |
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機関 | (株)矢野経済研究所 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | リチウムイオン電池 | 蓄電 | 正極材 | 負極材 | 電解液 | HEV | 矢野経済研究所 | PHEV | セパレーター |
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