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 北海道大など、欧米のNOx排出抑制政策は北極の硝酸エアロゾル流束に寄与していないと分析

発表日:2018.01.23


  北海道大学低温科学研究所などの研究者グループは、北極の硝酸エアロゾル流束が、周辺国によるNOx(窒素酸化物)の排出抑制政策を反映せずに、高い値を維持し続けてきたことを解明した。2014年に始まったプロジェクトにおいて採取したグリーンランド氷床のアイスコアを分析し、過去60年間の硝酸イオン流束の季節変動を求め、北極周辺の国々のNOx排出量の変動割合と比較したところ、1970~80年以降NOx排出量は減少傾向にあるが、硝酸イオン流束は1990年代に最高値を示し、2000年以降は1960~80年代に比べて高いという特徴が見い出されたという。北極の硝酸エアロゾル流束が排出量と連動せずに高い値を維持している原因を調べ、将来の人間活動への影響を評価する必要があるという。

情報源 北海道大学 プレスリリース(PDF:1,099KB)
機関 北海道大学
分野 地球環境
大気環境
キーワード 窒素酸化物 | NOx | 大気環境 | エアロゾル | 氷床 | 北海道大学 | 北極 | 排出抑制 | 硝酸 | アイスコア
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